表札の付け方について
表札の付け方は、最もよくお問い合わせいただく質問の一つです。
表札の付け方はいくつかの方法がありますが、接着剤での取り付けは、一旦乾燥すると接着力が強く、水で濡れても大丈夫なので、おすすめです。
そこで、今回は接着剤を使って、確実に取り付ける方法をご紹介します
表札の貼り付けができる場所
タイルの表札は、コンクリート・ブロック・石・ガラス・金属・木材など様々な場所に貼り付けることができます。
しかし、場所によっては、注意が必要です。
例えば、下地の表面にペンキや吹き付け塗装がされていると、下地が剥がれる際に表札が一緒に落下する可能性がありますので、ビス止めすることなどを検討ください。
接着剤での表札を貼り付ける方法
貼り付けのために準備するもの
表札を貼り付けるために、次のものを準備します
- 取り付ける表札
- 接着剤(エポキシ系のものがおススメ)
- 段ボール紙
- マスキングテープ
- 布製のガムテープ(壁面にテープがつくか事前に要確認)
※接着剤について
おすすめの接着剤は、「エポキシ樹脂系」の接着剤で、平らな面への接着に使用できます。
接着可能な素材は、金属・ガラス・陶磁器・タイル・石・コンクリート・木材などです。
硬化後の取り外しはできませんので、注意が必要です。(溶剤に溶けないので剥離剤も使用できません)設置面の材質や環境などによっては最適な接着剤でないケースもありますので、施工業者やホームセンターなどでご相談の上、最適な接着剤をお選びください。
また、凸凹面への設置には材質/環境にあった接着剤をホームセンターなどでお求めください。
貼る前の清掃を十分に行う
まず最初に、貼り付け場所をきれいにします
最初のこの作業がとても大切で、貼り付ける壁等に汚れがあったりホコリがついていると、表札の剥がれ・落下の原因となるので、貼る面は清掃を十分に行ってください。
また、実際の貼り付けは、下地が乾燥してから行ってください。湿っていると接着がうまくいかない場合があります。
貼り付け方法
では、表札の貼り付け方について具体的に説明していきます。
- (1)貼り付け位置を決める
- 表札を取り付ける場所を決め、ガイドラインとしてマスキングテープを貼ります。
- (2)タイルに接着剤を塗る
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エポキシ系の接着剤の場合は、A剤とB剤をヘラなどでよく混ぜ合わせ、貼り付けるタイルに塗ります。
平らな面の場合、貼り付けた後で接着剤が液ダレする可能性があるので、あまり多くつけないようにして、タイル裏面の凸部分に1−2mm厚程度で乗せ、ヘラなどで少し表面を伸ばすようにします。
凹凸面、粗面の場合、タイルの裏面の内側に水玉のようにポンポンと間隔をあけて6−8箇所くらい乗せていきます。
端寄りにつけると貼り付けた時にはみ出してしまうので注意してください。
接着剤のはみ出し防止のために、端4辺に少し厚みのある両面テープを貼っておくと良いです。(無くても可) - (3)タイルを貼りつける
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マスキングテープのラインに合わせて貼り付け、ガムテープで固定します。
表札は強く押さないように気をつけ、手のひら全体で軽く抑えるようにします。
布製のガムテープは、角に浮きがあってずれないように、タイルの角に沿ってきっちりと貼ります。テープは必ず縦横方向それぞれに貼るようにしてください。
- (4)ガムテープを剥がす
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接着剤を乾燥させ、ガムテープを剥がして完成です。
接着剤にもよりますが、速乾性のものであっても最低でも8時間以上はテープを剥がさないのが安全です。
テープは、タイルからきれいにはがれる、布製のガムテープが良いですが、設置面の素材によってはテープがしっかり張り付かない場合がありますので、必ず事前にテストしてから本番の作業を行ってください。
また、冬場の低温下では接着剤の硬化がかなり遅くなりますので、一部を剥がしてみて表札が動かないかを 確認してからすべてのテープを剥がすようにしてください。
出来るだけ乾燥した晴天で気温が高めの日を選び、1日~2日程度仮止めするようにしてください。
その他の貼り付け方法
接着剤以外の付け方についてご紹介します。
両面テープを使う
設置面が平らで、雨風のあたらない場所の場合は、強力タイプの両面テープでの設置も可能です。
表札の裏側4辺に両面テープを貼り接着してください。
設置の際は、表札全体を軽く手のひらで押すようにします。一部分のみを強く押すと割れることがありますので気をつけてください。
ビス止めする
アイアンフレームなどに表札をセットしている場合は、フレームをビス止めしてください。
ビス止めは小さいサイズでは1箇所で問題ありませんが、大型品の場合は、2箇所以上を止め、動かないように固定してください。
施工時の事故による破損等は補償の対象となりません
表札の付け方は、取り付ける場所によって異なりますが、表面の凹凸が激しい場合など、取り付けに自信がない場合は、専門の施工業者に依頼されることをおすすめします。